ゲーム制作・教育

東京ゲームショウ2026を振り返って|ゲームを遊ぶ人へ、つくる面白さを伝える

東京ゲームショウ2026のゲームアカデミーコーナーに出展し、多くの方にゲームプログラミングラボの展示へお立ち寄りいただきました。ゲームを好きな人が集まる大きな会場で、遊ぶ楽しさと同じくらい、ゲームをつくる楽しさをどう伝えられるか。教育事業者として、そしてGodotを広めたい立場として、たくさんの学びがあった4日間でした。

東京ゲームショウ2026のロゴ

「遊ぶ人」に、ゲーム制作をどう伝えるか

東京ゲームショウには、新作を遊びたい人、好きなタイトルのブースがお目当てな人、ゲームの熱気を味わいたい人が集まります。そのような場で、「ゲームをつくってみませんか」と呼びかけても、関心を持ってもらうのは難しいです。

展示の前を通る人にとって、まず大切なのは、目の前のゲームが面白そうか、遊んでみたいかですよね。ゲーム制作の仕組み、プログラミング学習、使用しているゲームエンジンの話は、興味を持ってもらった後のこと。短い体験時間の中で、「遊ぶ側」から「自分にもつくれるかもしれない」という気持ちへつなげることは、なかなか難しいなとあらためて感じました。

東京ゲームショウ2026のゲームプログラミングラボ展示ブースの様子

教育事業者として出展する意味

ゲームプログラミングラボは、ゲームを制作する会社としてではなく、ゲーム制作を通じた学びを届ける教育事業者として出展しました。ゲームが好きな子どもたちにとって、ゲーム制作は、プログラミングやICT技術を活用したものづくりを学ぶよい入口になります。

東京ゲームショウ2026のゲームアカデミーコーナー会場の様子

会場では、同じアカデミーコーナーに出展されている学生の皆さんや学校の先生方ともお話しできました。ゲーム制作を学ぶことへの関心や、教育現場でどのように取り入れられるかを直接うかがえたことは、私たちにとって大きな収穫でした。

会場での短い会話や試遊をきっかけに、ゲームを遊ぶことが好きな人が、つくることにも興味を持つ。その機会を私たちが生み出すことができるのではないか。そこに教育事業者として出展する意味があるのだと感じました。

会場で感じたGodotの存在

会場で確認できた範囲では、Godot Engineを前面に紹介していた展示は、SpriteStudio:CRIwareブースと私たちの展示でした。もちろん、Godotでつくられたゲームが出展されていた可能性はあります。しかし、ゲームエンジンとしてGodotを知ってもらう機会は、まだまだ多いとは言えないように感じました。

CRI・ミドルウェアさんは、SpriteStudio:CRIwareブースで、2Dアニメーション制作ツールとともにGodot Engineを紹介していました。ゲーム制作を支える技術を長く提供してきた企業がGodotとの連携を紹介していることは、Godotを使う人にとっても私たちにとっても心強い出来事です。SpriteStudio:CRIwareブースの紹介

東京ゲームショウ2026のSpriteStudio:CRIwareブースの様子

Godotは、無料で始められ、2Dゲーム制作にも取り組みやすいオープンソースのゲームエンジンです。私たちは今後も、教材や動画、体験の場を通じて、Godotを知り、実際に使ってみる人を少しずつ増やしていきたいと思っています。

業界の方々との出会い

出展を通じて、ゲームを制作する方、技術を支える方、教育に関わる方など、多くの業界の方々とお話しする機会をいただきました。

今後のゲームプログラミングラボの活動をより良くしていくうえで、一緒にできることの広がりを感じる、よい出会いにもたくさん恵まれました。新しい出会いから得た視点やつながりを、今後の教材制作や子どもたちが取り組むゲーム制作の体験へ生かしていきたいと思います。会場でお会いした皆さま、展示へ足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。

最後に:最終日の中止について

最終日の9月21日は、台風25号の接近に伴い開催中止となりました。主催者は最新の気象情報と交通機関への影響を踏まえ、来場者、出展者、関係者の安全と帰宅を最優先にして判断したと発表しています。

準備を重ねてきた出展者にとっては、最終日に来場を予定していた方へ展示を届けられなかった残念さもあります。それでも、多くの人が集まるイベントだからこそ、迷わず安全を優先する判断ができることは本当に大切ですね。私たちも関西から参加していたので、21日まで滞在していたら帰阪できなかったかもしれません。東京ゲームショウ2026の公式発表

最後に、このような大きな場を運営し、安全を最優先に会場を支えてくださった東京ゲームショウの運営の皆さま、関係者の皆さまへ、あらためて心より感謝します。